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スポーツと女子の権利との関係を2分で解説します

スポーツへのアクセスは、子どもたちの成長にとって極めて重要な国際的権利ですが、多くの女子はその恩恵を受けていません。パリオリンピックを機に、CAREの分析に基づく、効果的な解決策の2つの事例を紹介します。

スポーツ、しばしば女子に与えられない国際的な権利

スポーツは、身体的、精神的な健康に不可欠であるため、子どもの権利に関する国際条約に明記されています。また、スポーツは、自主性、自身と他者の尊重、社会的統合といった、道徳的・社会的に不可欠な価値観も教えてくれます。だからこそ、CAREを含む多くのNGOは、教育支援事業においてスポーツを推進しています。

その一方で、危険な環境、施設や資金不足など、世界中の子どもたちが運動に参加することを阻む障害は多くあります。

また、女性や女子にとっては、家事や仕事で時間がないことや、性差別的な社会規範もあります。国によっては、女性がスポーツをすること、試合に出ることを敬遠したり、禁止したりしています。

すべての子どもたちにスポーツの機会を

2023年、CAREは、100か国以上で530万人の子どもたちが教育やスポーツを受けられるよう支援しました。私たちは、学校やスポーツ施設を修復し、持続的な影響を与えるために教員を養成しています。「子どもたちの生活を変えられることは、すごいことです」と、トーゴの2,500人の子どもや若者を対象とする教育事業でテニスを教えるフェリックス・オージェ・アリアシムはいいます。

思春期がスポーツをする女子にとって単なる障害にならないように

男女間の不平等は世界中で見られ、思春期になると悪化します。例えば、フランスでは、6歳から10歳の男子の70パーセント、女子は2人に1人しか、推奨されている毎日の運動をしていないことが分かっています。思春期になると、この数字は男子で40パーセント、女子だと16パーセントにまで低下します。

女子や女性にとって、思春期、月経管理、性的暴力など全てがさらなる困難となっています。ネパールのプシュパさんは 「生理のせいで、バドミントンをあきらめざるを得ないことがよくあります。イライラするのです」といいます。

女性の権利を侵害する不公平で性差別的な規範を変革するために、CAREは、ネパールの保健センターなどと協力し、10代の若者とその保護者を対象に意識啓発と対話セッションを実施しています。この事業は2027年まで継続され、3つの州の人々に支援を届ける予定です。


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本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人 ケア・インターナショナル ジャパン
〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 目白カルチャービル5階
Tel: 03-5950-1335 Fax: 03-5950-1375
Email: info@careintjp.org
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